桜が舞う頃に
家に着き、携帯を開くとメェールが2件来ていた。
一人は萌ともう一人は美衣。。。。。
萌からは
<好きなヒトできたかも★>
美衣からは。。。。
<優也のメァド、ゲットしましたぁ-♪
 でね、真山翔が夏凜ちゃんのメァド、知りたがってるの!!
 教えてもいい??♪>
真山翔って隣の席の男子じゃん。
<ぃぃよん★>
美衣にはこれだけ送った。
どうしよう、萌に相談すべきかなぁ。。。。。
「~♪」
いきなり携帯が鳴る。
画面には
「着信 萌」
と書かれている。
「もしもし!萌??♪」
「そだよ-★あんさぁ、これから遊べない??」
「遊びたい!!」
「そういうと思ったwんぢゃ、ゥチの家に来て-★」


萌に相談しよう。。。。。
萌ならいい答えを出してくれるはず。。。。


「萌-!!!!」
萌の家について萌の部屋に入るなりあたしは大声で叫んだ。
「・・・どしたの??」
あたしに驚く萌。
萌にすべて聞いてもらった。
まず、萌にも優也のことがスキなのを報告。
それで、美衣とかぶったこと。
全部、萌は聞いてくれた。。。。。。。
「ありがちなパターンだね!!」
「でしょ??」
「でも、美衣ちゃんに協力しちゃダメだよ??」
萌は美衣に「協力して」と言われたら
「実はあたしもスキ」と言うことを言えとの事だった。


けど、あたしはそんなこと言って大丈夫か心配。。。。。
「大丈夫、あたしがいる★」
萌の言葉で強くなれた気がする。
「ところで、萌の好きな人は??」
「え-。。。♪夏凜の隣の席の真山君★」
「え??あいつ??」
あわてて携帯を見る。
メール1件の文字。。。。。
真山翔。
送り主は真山翔だった。
「あたし、真山翔のメァド、知ってるよ♪
 今日、メァド交換した★」
「マヂ??!!教えて-★」
「いいよん♪」
ちょっとした嘘。
このぐらいの嘘なら大丈夫。
だって、真山も。。。。
< 5 / 22 >

この作品をシェア

pagetop