透明図
次の日の朝が来た。

私は重苦しい頭でシャワーを浴びてから、簡単な朝食をすませた。

パクパクとご飯をすこしずつ口に運ぶうちに、シャワー浴びてもすっきりしなかった頭が冴えてゆくのを感じた。

もう一度ぐらい、調べてみようかな。このままじゃ気持ち悪いしね。

そう思うと気持ちが少し強くなった気がした。

私は、藤橋ユウヤに会うために学校に向かうことに決めた。


靴ヒモは、いつもよりきつく結んだ。そして、その日、私は生まれてはじめてサバ色に輝く設計図をみた。
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