秘密☆年上彼女
なんだ?
この恐ろしい展開…
そういやユキさん、あの話聞いてたなんて…
ユキさんも全然寝てないのかな…??
「おっ俺…
何かしましたか!?」
「はい!?」
「やっ…
ツラ貸せって…」
「言ってないだろ」
「はい
言って無いです…」
「なんだよ(笑)
お前の家大変だな」
「はい…
俺の家、父さん小さい頃に死んじまって…
俺、父さんの事とか全然覚えてないんすよね(笑)
しかも母親も教師だから、あんまり家族っぽくなくて(笑)」
「……そうなんだ」
「すいません、なんか暗くなっちゃいましたね(笑)
にしても、自然の中って気持ち良いっすね♪」
「あぁ」
「コウタ
今何時だ??」
「今まだ5時半っす」
「そっか
じゃあ行くか」
「えっ!?
どこ行くんすか!?」
「お前の母親の所だよ」
「なんですか??」
「本当に、教師同士で結婚して、生活して行くのかって聞くんだよ」
「……いやー
俺は結婚、良いと思ってるんで文句無いっす」
「は…?」
「やー
母親だけど、1人の女でもあるじゃないすか
だから、結婚したければ良いんじゃないかと……」
「………
お前大人だな」
「高一なんで♪」
「生意気に…(笑)
でも、一応行ってみよ」
「そうっすね…
これからの話とかってヤツをしてみます
1人で行けるんで大丈夫っすよ
ユキさんも寝てないんじゃないんですか??」
「寝てない…
けど、行ってやるよ」
「は…はい…
えと…じゃあ、もう行きますか??」
「あぁ」