秘密☆年上彼女
3人は、最初なんとなく落ち着かない様子だったけど
今は田中が持って来てくれた、アイスティーとケーキを食べていた。
「じゃあ私は、この家に引っ越して来れば良いんだな」
「そうだな
姉ちゃんの分の部屋も2つあるから、大丈夫だと思う」
「2つもいらない気がする……」
「でも、泊まりで友達連れて来たり出来るよ??」
「そっか…
今日から住みたいくらいだ(笑)」
「そうすれば??」
「は??
荷物だってあるし…」
「じゃあ今から引っ越ししようぜ」
「はい!?
あんた唐突過ぎだろ」
「善は急げだぜ??
そしたら、遥もハルキも、新学期までここ住めば??」
「良いのか!?」
「あぁ。
姉ちゃんの2つ目の部屋貸すよ。
遥は、俺の2つ目の部屋で良いか??」
「そんな…急な…
~♪
ごめん、電話…
えぇ!!!???
ママ、それ本当に!?
じゃっじゃあ…
私、ユキの家に泊まって良い??
…うん……
新学期まで大丈夫だって…
本当だよ…うん…
じゃあ、ちょっと待っててくれる??
すぐ近くだから……
分かった。はい。
ママちょっと来ても良いかな…??」
「良いよ。
どうしたの??」
「ママとパパが、明日から半年間、本社のあるニューヨークに行くんだって…」
「ニューヨーク!?
半年間!!??」
「うん…パパが社長で、ママか秘書なの…」
「すっすげえ…」
「だから、ママにさっきの話をしたの…
あのっ本当に、新学期まで居て良いの??」
「もちろん♪」
「じゃあ、ユキ…
ママに会ってくれる??」
「良いよ
でもさ…ハルキの事は何て話するの??」
「…そっか」
「じゃあやっぱり俺も降りるわ」
「でも…っ」
「大丈夫だよ
俺とユキ姉でちゃんと話するからさ」
「突然呼び方が変わった…」
「だってハルキも姉ちゃんとか時々呼ぶじゃん」
「確かに…」
「ママからメールだ!!
今家の前に出るって」
「マジか!!
じゃあ急ごう!!」