【短】ぼ−いふれんど
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高橋と由美が付き合ってから半年が経っていた。あたしは由美とも仲良しになっていて、由美からは相談なんかも受けている。
高橋の機嫌が悪いとメールがくる。
喧嘩をするとメールがくる。
「千穂ー(;´д⊂)」
いつだってメールの最初はあたしへの呼びかけ。でもきっと由美が呼んでるのはあたしじゃない。由美が求めてるのはあたしのしょうもない慰めじゃない。
高橋なんだ。
由美がどんなに高橋を好きか
高橋がどんなに由美を好きか
由美はただ
いつだって確かめていたいだけ。
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