【短】おかえり
彼の口から出た言葉は、俗に言うドタキャン。
これで何回目だろうか・・・・
この前もドタキャン、その前もドタキャン。
彼とデートらしいデートをした記憶さえ今はもうない。
彼のドタキャンはいつもの事。
そしてー…
電話の向こうで女の人の声がするのも・・・・
いつもの事なんだ。
来た道を戻り自宅に帰る。
途中でスーパーによって食品を二人分買う。
彼がいつ来てもいいように・・・・。
そして、今日もいつも通り食事を二人分作って彼が来るのを待ってる。
.