ファミコンの話
まだファミコンも高価だったため小学生は外で遊ぶのが主流だった。
ファミコンは大人がやるゲームだという感じもどこかにあった。

本体が14800円でソフトが5000円とかしたから子供のお小遣いで買える物ではなかった。(当時は中古ショップというのもなかった)
そういえばまだこの時は消費税ないんだな。
しかし俺の心の中はいつもどこかにファミコンが残っていた。

ファミコンとの二度目の再開は近所のお姉さん家だった。
その時に生まれて初めてコントローラー(通常)を持ってプレイした。
記念すべき人生初のソフトがドラゴンクエストである。
ゲームに少しでもかじった事がある人ならドラゴンクエストを知らない人はいないだろう。後に社会現象となる今も続編がでているビッグタイトルだ。
しかし・・・俺にはロールプレイングという意味が全くわからず数分で「もういい・・・」と言ってコントローラーを置いた。
なにが面白いのか全然理解できなかった。

最初がドラクエなんて免許とってないのにスポーツカーに乗るぐらい無謀な事だ。
それから暇があればお姉さんの家にちょくちょくゲームをやりに遊びに行った。
ドラクエはやらなかったが他のゲームで遊んでいた。
たしかワープという名前のゲームをやってたような・・・。
そこからファミコンにどっぷりハマっていくのである。



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