ドラム女の過去~不良のあいつ~


近くにいた
他の人たちも野次で
視線が痛かった。


「おい聞いてんのか?!
 キ~スッ!キ~スッ!」


意味不明なキスコール。


ーまじうざ・・・

赤面しながらも内心苛立っていた秋。

すると陸也が
口を開いた。


「先輩達」


キスコールがやむ。

「おっ?する気なった~?!」



「俺、こんな奴と付き合ってないスから」

陸也は秋を指差して
冷たく言い放った。


秋は硬直する。

ーえ・・・・?





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