ドラム女の過去~不良のあいつ~


「えっ、どーいう・・・」


秋の言葉をさえぎるように
続ける陸也。

「俺は、深川のこと好きだよ?!
 ・・・・超好きだよ!」

必死になって訴えてくる陸也。


「俺は、って・・・」

戸惑う秋。


「お前は俺のこと好き?!」

ーえっ・・・・?

「そりゃ・・・好きだけど・・・・」

「ホントに?」

秋の心にグサッと刺さる。

「うんっ」


「そっか・・・」


陸也は立ち上がる。


「俺さ、深川が染谷渚のこと
 好きって思ってた」


秋はビクッとする。

ーえっ・・・


「そんなこと・・・」


苦笑いで否定する秋。













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