ドラム女の過去~不良のあいつ~



~渚side~


午後6時。

「それぢゃ~な!!」


リョウ達が俺を見送りに玄関まで出る。

「おう!今日はありがとな」

「あっちでもがんばれよ!」

笑顔を交わす。

ドアが閉まる。


なんだか寂しい気持ちになった。

すべてが終わったみたいだった。




けど終わりじゃない。




俺は走ってある場所に向かった。


終わりじゃない。

終わらせないよ。

このままじゃ・・・・























< 151 / 163 >

この作品をシェア

pagetop