ドラム女の過去~不良のあいつ~


秋は地面にうずくまる。


ー別れってこんなつらかったっけ・・・・

涙が止まらない。



すると渚はいきなり秋の手をつかんだ。


・・・・・・・・・・・


秋と渚の唇が触れた。


「最後のキスだよ・・・」

顔をほてらせて呟く。


周りのトモダチ達は声をあげる。


すると渚のお母さんらしき人物が渚を呼んでいる声がした。


「俺もういかねーと!」


すると
秋の手に何かを入れた。


「これ。
 お守り。恋愛成就の!」

ピンクの可愛いお守りだった。


「ありがとう・・・・!!」


「深川、俺のことは忘れろ。
 ・・・そんで新しい恋しろよ!」

「・・・・・渚・・・忘れないよ、アンタのこと!」





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