ドラム女の過去~不良のあいつ~
★好き
掃除時間。
ーちぇっ、今日も一人かあ・・・。
秋は掃除場所の下駄箱へと足を急がせる。
ー筒井くん・・・・いたらいいのにな・・・。
秋はそんな妄想をしていた。
ーいますよーにっ!
秋は思いっきり下駄箱の角を曲がる。
すると
ドンピシャ。
秋のクラスの下駄箱の前に座った男子。
ーわ!!
秋は固まる。
すると男子が秋をみた。
「おー深川っ!今日掃除一人やろ?」
その男子は陸也だった。
秋のドキドキは頂点に達していた。
ーはっはじめて名前・・・呼んでくれた?!
「そうそうッ!寂しいよねー」
「一人じゃつまんないやろ?」
「うん」
「俺ここおっていい?」
秋は嬉しさが募る。
「うん!いいよ!掃除サボるの?」
「あたぼーよ★」
「そっか~!」
秋は自然に顔がにやける。