ドラム女の過去~不良のあいつ~
「・・・・どうかな~」
陸也はそう言って立ち上がった。
秋は 陸也が言った言葉がなんとなく 寂しかった。
「そんなこと言わないでよっ」
秋は歩いていく陸也を見つめる。
陸也は秋のほうを振り返る。
「え?」
陸也は首を傾げる。
「あっいや・・・・
だってあんな奴に好かれたくないじゃんッ!!??」
秋は必死に訴える。
「そっか!ごめんな、変なこと言って」
陸也は両手を合わせて詫びを入れる。
そうして陸也は歩いていった。
秋は陸也の後ろ姿をずっと見つめていた。
ー陸也・・・・ウチ・・・好きかも、陸也のこと・・・