ドラム女の過去~不良のあいつ~
「出会い系なんかやめなよ」
秋はなぜかこんなことを言ってしまった。
「んでだよ。楽しいんだよ」
「・・・・へえ・・。なんか軽そう・・・」
秋は横目で渚を見た。
「軽くねーし!!」
秋はその怒りが本気か分からなかったが話を進めた。
「とにかくやめたほうがいいって」
「お前は俺の親か」
「何それ」
2人はケラケラ笑う。
「そんなやめさせたかったら
俺をやめさせてみろよ」
渚は秋の目をみて言った。
「は?どういうこと」
すると渚はため息をついた。
「お前もまだまだガキだな」
渚は携帯を閉じて立ち上がる。
「何それ」
そして2人は学校へと足を急がせた。