ドラム女の過去~不良のあいつ~
★進展
教室に入ると
玲が飛びついてきた。
「どうしたの?!」
「あーっ、寝坊だよ」
秋は苦笑いで言う。
丁度休み時間だったらしい。
「なんだ~!心配したぢゃん!」
玲は秋の背中をバーンと叩く。
すると
教室の奥から陸也が歩いてきた。
ー・・・あっ・・・・
「よ!なんや、寝坊??」
陸也は右手を上げる。
「そうそう!なんで分かったの??」
「なんとなく!深川が寝坊ってめずらしいな」
ニコっと笑う陸也。
「そ、そうかな?」
その笑顔につい赤くなる秋。
玲はその様子をニヤニヤしながら
見つけていた。