ドラム女の過去~不良のあいつ~


コンポの電源を消し
急いで子機を取る。

「もしもしっ!」

「・・・・もしもし、俺だけど」


相手は陸也だった。

秋の心は舞い上がる。


「どっ、どうした!?」

秋の心臓はバクバク。
つい動揺して部屋を歩き回ってしまう。


「あのさあ俺、今週の土曜日
 サッカー休みなんだよな」

陸也の声のトーンは高く感じられた。

「そうなの??」

「うん。でさ、おまえその日暇?」



ーえっ・・・・!


秋の心に期待が募る。


「暇だよっ」

「マヂで?だったらさ、その日2人で会える?」

「あっ大丈夫だよ!!!」

「よかった~!!んぢゃ楽しみにしとくんで★」

「うん!」




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