ドラム女の過去~不良のあいつ~




それからその時間中
ずっと玲の恋愛相談に乗っていた。




その日は部活が休みで
放課後は教室でずっと語っていた。

そして家に着いたのは7時半を回っていた。




「こんな遅くまで何してたの?」

親から突っ込まれる。

「話し合いでおくれた」

秋は適当な言い訳を言ってその場を逃れた。



秋は自分の部屋に着くなりため息をついた。

「恋愛って大変だなあ・・・・・」



今になって思えば
この頃の秋は
恋愛のことをまったく分かっていなかったと思う。






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