ドラム女の過去~不良のあいつ~
秋は陸也の全身を眺めた。
ー私服・・・・かっこいいな!
秋は惚れ惚れした。
いつもより体が大きくみえる。
「どーした?」
陸也が首をかしげて
秋の顔をうかがう。
「あっ、何にもないよ!」
手を左右に振って必死に抵抗する。
「今日どこ行く?」
陸也がたずねてきた。
「う~ん。どこでもいいよ!」
「そういうと思って俺が考えてきました~!」
「何それ~っ!」
秋はすこし頬を膨らませる。
「で、どこ行くの?」