ドラム女の過去~不良のあいつ~



秋は驚いて
陸也を見つめた。


「えっ?」

「手ェつなぐの嫌だった?」

陸也は思いもよらない質問をぶつけてきた。

「そんなことないよ!?」

両手を上下に振る秋。

「そっか!」

ニコッと照れるように笑う陸也。




そこからは会話も順調に進み
いいムードだった。


水族館に行ったあとはゲーセンや
公園に行ったりした。


「やっべ!俺かなり金使ったんだけど・・・」

あせるように財布を覗く陸也。

「うちもだよ!」

「まー帰りの電車代くらいはあるか」

そして2人で電車に乗り込んだ。




< 90 / 163 >

この作品をシェア

pagetop