strike×ZONE
伊織が止まったのは小さいお墓の前。
もしかして伊織のお母さんって?

「ビックリした?」

「え??あ、全然伊織のこと知らなかった、アタシ。なんか・・・」

心が締め付けられた。
伊織が来たかったとこ。
お母さんのところ。

「伊織って優しいんだね。お母さん喜んでるよ、絶対!!」

「そうかな?だったらいいけど♪」

そう伊織は言って笑った。
可愛いなぁ~って思いながらアタシは伊織を見る。


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