白死
「遅い。」

わざわざ戦闘が始まる前にきたのにもかかわらず、1時間以上待たされている。
「こんなに待たせてダメだったら訴えてやるんだから。」
と、毒づいていると。

「お待たせいたしました。ラミア・ゾノさんですね。」
「はい。」
「自分は、アーツ・グレイと申します。今回の取材に関しましては、自分をボディーガードとしていただけるのであればOKとのこです。」
「それは私の身を守るためですか?それとも、監視をするためですか?」
「もちろん、身を守るためであります。本来ならば、危険なため取材などは一切許可を出していないのですが、この様な遠い国まで実費できていただいのに、帰すわけにはいかないということで特別に許可が降りました。」
「もし、ボディーガードを断ったら?」
「残念でありますが、お帰りいただくしかございません。」
「不本意だけど、仕方ないわね。その申し出をお受けするは。」
「それではこちらへどうぞ。」
私は期待を胸にアーツについていった。
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