続:お嬢様☆執事
「えと…白石沙羅です。…よ、よろしくおねがいします」
おぼつかない自己紹介。
うわー、恥ずかしい…。
「よろしくおねがいします」
パチパチと拍手をしてもらった。
アハハ…
笑うしかない。
「じゃ、こっち来て」
創也が沙羅を誘導する。そこは休憩室らしきものだった。
「そこらへんに…って、矢島寝てるし」
ソファーの上で寝ている男の人がいた。
「こいつは矢島純[ヤジマジュン]。俺がもっとも必要とする正社員だ。あ、こっちのソファーにでも座ってて」
と、矢島が寝ているソファーとは違う向かいのソファーに座った。
「社長!ちょっといいですか?」
「あ、今行く。ゆっくりしてていいから」
創也は行ってしまった。