続:お嬢様☆執事
「…」
綺麗な顔ー…。
仰向けの体勢で腕をおでこあたりに置いている。
純…さん、か。
整った顔立ちに短い髪の毛。いい人そうだ。
「ん…」
純は目を覚ましたよう。
「んー…?誰?」
ソファーの間にある机に体を乗せ、沙羅の顔を覗き込む。
ち、近いっ…!!近いからっ…!!
恥ずかしながら、何気にドキドキしてしまった。
「あ、沙羅です!白石沙羅…」
「沙…羅ぁ?」
この人はまだ寝ぼけている。
「新しいトップさん?にしても、綺麗な顔してんねぇ…。よ、っと…」
純は体勢を元に戻し、ソファーに座った。
「あ、沙羅ちゃんって呼んでいい?」
「え、いいですけど…」
なんだ、この人は。軽い…。