続:お嬢様☆執事
「あ、矢島起きた?」
「創也~?あ、この子ってなんなの!?トップじゃねーの??」
社長に向かって、思いっきりタメですか…。
「トップな訳ない。今の時期に入れる訳ないだろ」
「創也…」
「…?え、何?」
ポカンとした表情で二人を見る純。
「沙羅は俺の恋人」
と、創也は沙羅を抱き寄せた。
「え。マジ」
相当驚いているよう。
「手ェ出すなよ?矢島はすぐ女に手を出すんだから…」
「うるせーよ!ちゃんと好きになった子だけです!!」
この二人は中学生か。にしても仲がいいみたい。
「えと…純?これからよろしくおねがいします」
ペコリとお辞儀をした。
「そんな敬語、俺に使うなよ。もうタメでいいって」
そう言うと純は立ち上がった。
「試食、試食。アレは出来たんだろー?」
純は休憩室から出て行った。
「ほら、行こう。あいつ、ああいう風に見えても結構優秀な人なんだ」
と沙羅は創也に引っ張られるがままに進む。