続:お嬢様☆執事
「…ん。もう少し甘味があったほうがいいんじゃね?酸味が強い。でも塩はこのまま」
へぇ、結構専門家みたいなこと言えるんだ。と感心。
「さすがだな。じゃ、もう少し砂糖とはちみつを加えよう」
「はい、社長!」
と女の社員がキッチンへと向かった。
今、純が試食したのは“塩キャラメルのハニーカップ”というもの。結構、おいしそうだったな。
純は残りもひたすら食べていく。
「おいしい?」
純に聞いてみる。
「ん?うまいけど?食べる?」
と純はスプーンを沙羅の口に近付けた。
「えっ…ちょ。そういう感じ!?」
創也、いるのに!?
「何恥ずかしがってんだか」
「…ん」
戸惑いながらもパクリとそれを食べた。
「おいしいだろ?」
「うん!すっごい、おいしい!創也すごいね!」
「そう?ありがとう」
創也はニッコリとほほ笑んだ。