続:お嬢様☆執事
玄関に到着。父が玄関のドアノブを握った。
ギィィ…
「…」
「ようやく来たようだな」
父は話しているようだが、相手の声は聞こえない。
「ねぇーお父さん、何なのっ!?」
まだ、何か話している様子。
私、まだ着替えてないんだって!!着物がきつい…。
沙羅は父と話している相手よりも着物の苦しさのほうが気になる。
なんで、私を呼ぶのよー!!着換えさせて…。
「うわっ」
いきなり、父は沙羅の手を引き、玄関の前に引っ張り出した。
「…」
言葉を失った。