続:お嬢様☆執事
「純、何やってんのー?」
純が座っているデスクを覗き込む。
純は何やら字がぎっしりと書かれた紙を見ていた。
「ん?昨日の新作ケーキの説明文。俺の担当なんだよなぁ…。だりー」
「大変そうだね」
沙羅は隣のデスクのイスに座った。
「あんさー…沙羅ちゃんっていくつ?」
いきなり何っ!?
「私?19」
「え?マジ?大人っぽいなぁ。俺と同じくらいだと思ってた」
純の目線が説明文から沙羅に変わる。
「純は?」
「創也と同じ25歳。若く見えねぇ?」
「…妥当だと思うけど」
ちょっとからかってやる。
「え?ヒドクね?まぁ、老けてないんならよかったわ」
純の目線が説明文に戻る。