続:お嬢様☆執事
「もう今日の仕事はないから、帰っていいよ」
「じゃあ、失礼しますね。御苦労さまです!」
ゾロゾロと人が帰っていく中、一人創也に話しかける者がいた。
「社長。こんなのでいいでしょうか?」
「どうした、宮根」
さっきの女だ。宮根って言うんだ…。覚えとこ。
宮根は何やら資料を見せていた。
「沙ー羅ちゃん♪」
と視界の横に純が現れた。
「うわっ」
「あ?びっくりした?ごめんごめん。ちょい来て」
「え?」
純に引っ張られた。向かうのはおそらく休憩室。
「ちょっと待って」
それを誰かが止めた。創也だ。
「…。じゃ、いいや」
純は沙羅の腕を離した。
「どういうつもり?」
…創也、怒ってる。
怖いよ…。