続:お嬢様☆執事
交差する道
「…おはよーさん」
「ん?純?」
ガバッと勢いよく起き上がった。
「ここ…」
「休憩室ー。俺ン家かとでも思った?」
…純ってやっぱり軽い。
「…私、寝ちゃった?」
チラリと純を見る。
「な、何もしてねーよ!?大丈夫だっつの」
創也が帰っちゃって…休憩室来て…どうしたっけ?
「いつのまにか寝てるからビビるじゃんよ」
そうか、そういえば睡魔に襲われていた。…私、呑気だなぁ。
ふと窓を見る。
「って、夜じゃん!!」
ふいに立ち上がってしまった。
「あー、そーだな。どうするー?俺の家来るー??」
純がからかう。
「バーカ。行かないもん」