続:お嬢様☆執事

「…下まで送る。執事とかいるんだろ?」



「う、うん…」



「…そんなさみしそうな顔すんなって。創也、ちゃんと話してくれるだろ」



そうだ。



「…宮根さんって創也と何かあったの?」



そう言うと純は間をおいて言った。



「俺が言うことじゃねーよ。あいつが言うべきなの」



「…」



もしかして浮気…?



違うよね?だって、ずっと好きでいるって言ってくれたもん…。



私のこと、嫌いになっちゃったの?



違う…違うっ!!



「沙羅…ちゃん?」



いつのまにか私は目から涙がこぼれていた。
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