続:お嬢様☆執事
そのせいで頭がボーッとする。そして、それが夢ではないということを感じさせる。
「創也…なの?」
少し、大人っぽくなった?
ただ、決定的に変わっているところがあった。
「俺だよ?夢じゃないんだから…」
創也は沙羅の頭をなでた。
「?」
今、気づいたことがある。
「創也…なにかあった?」
「ん?俺?」
なんだろう。いつもと雰囲気がまったく違う。それを表すとしたら…
「まぁ、あったよ。色々と、ね」
「お兄様!!」
子どもの声だった。その声が聞こえる方向を見てみると…
「美羽?待ってろ、って言ったろ?」
美羽?どこかで聞いたことがある。
「待ちきれないんだもん…」
その子はぷくーと頬を膨らます。