続:お嬢様☆執事

「創也ー?入るぞー」



着いたのは会議室だ。おそらくここに創也がいる。



「はーい」



ドクン



創也の声だ…。



創也は実は沙羅が来ることを知らない。



「俺達以外いないから安心しろ」



純が言う。



「…お邪魔します」



おそるおそる足を前へと踏み出す。



「…沙羅?」



創也が沙羅の名前を呼ぶ。



「創也、全部話せよ。このまんまじゃ、沙羅ちゃんが苦しむことになる」



そう言ったあと、純は後ろに振り返りドアの鍵を閉めた。



「…」



創也は少し考えた。言ってもいいのか、と…。
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