続:お嬢様☆執事

「純、外に出てくれる?」



「ん?あ、ああ」



純は創也に言われ、部屋を出る。そして、沙羅と創也、二人っきりだ。



「ごめん、沙羅。最初に言っておくけど、俺は沙羅が好きだ。これからも一緒にいてほしい…」



…よかった、私のこと嫌いになってなかった。



「俺、宮根がトップに入ったとたん好きだってずっと言われてたんだ。もちろん断ってた。沙羅がいるからって。それでも言い寄ってきた。それでトップでの飲み会のとき…」



創也は少し遠慮するように言う。



「お互いお酒で酔ってたこともあって…ふいに宮根が…キスしてきたんだ」



「!!」



創也が他の人と…?



嫌だ…泣きそう…。
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