続:お嬢様☆執事
――トップ飲み会後
「社長って誰がいったい好きなんですかー?」
宮根が創也に聞いた。
「んー?ずっと会ってないんだよ…。2年…かな。もう会ってもいいのに…」
ふと沙羅の笑顔が目に浮かぶ。
「社長…」
もう飲み会も終わり、帰っていた頃だった。
宮根が創也に近づいたかと思うと二人の唇が重なった。
「…!!」
「社長…過去のことズルズル引きずっても仕方ないですよ?…今でも社長のことが好きなんです。社長がいたから、頑張って頑張ってトップに入ったんです…!!」
宮根は創也に抱きついた。
「…宮根、離して「社長のことが好きなんです!!私ならずっと社長のそばにいます!つらい思いなんかさせません…」
創也の心は揺れてしまった。沙羅に会えない日々、触ることもできない日々に不満がたまっていた。沙羅も他の男と一緒にいるのでは?と沙羅を疑った。
「…」
「社長…」
宮根はブラウスの上のボタンを一つ離した。