続:お嬢様☆執事
「好きな人の変わりでもいいんです!社長と一緒にいたいんです…」
「宮根…」
体が酒のせいでほてる。意識さえも遠のく。
創也は宮根の唇に自分の唇を重ねた。
“秋山さん、好き…”
“創也、愛してるから…”
“ずっと一緒にいたいな”
「…」
ここにいるのは沙羅じゃない。違う。
俺の愛する人は誰だ?
「社長…?」
軽く宮根を引き離した。
「ごめん。俺にはあの人しかいない。宮根の気持ちには答えられない」
沙羅だ。
酔いが覚めた。
…俺は沙羅が好きなんだ。