続:お嬢様☆執事

「もういい…。もういいから。それ、聞けただけで十分…。ごめん。私も疑ってた…。でも、創也が好きなの…!!ずっと一緒にいてほしいの…!!創也…」



久しぶりの温もりが嬉しくてたまらない。



「沙羅、ごめん…。もう離さない」



「創也、好き…」



創也の胸に顔を埋める。



チュ…



創也は軽く、沙羅のおでこにキスをした。



「う…創也ぁ…」



もう悲しくなんかないのに涙が溢れる。きっと嬉し涙…。



「もう仲直りしたなー?」



純の声が聞こえる。



「純…」



「ったく、ラブラブなんだからよ…」



「純も謝りなさいよっ…!!」



「な、なんで俺も!?てか、謝ったじゃんかよ!!」



「俺には謝ってくれないの?」



「創也まで…」



「あーもう、すいませんでした!!いつまでもお幸せに!!!」



純は走ってそこから去ってしまった。
< 56 / 106 >

この作品をシェア

pagetop