続:お嬢様☆執事
離れ離れ
沙羅歓迎パーティーから一週間経ったある日。
沙羅は秋山製菓のトップのところへ行こうとしていた。
「ん…ダメ」
「!?」
何…!?今の声…。
ある倉庫からだった。少し開いた扉の隙間から中の様子がギリギリうかがえる。
「…?」
興味本位でのぞいてみた。
…純?
「え」
「純っ、ダメ!…ん」
…じゅ、純と宮根さん!?
暗い倉庫の中で純と宮根が熱いキスを交わしていた。
ヤバ…。
のぞくのをやめ、その少し開いている扉に寄りかかった。当然その扉は寄りかかる力により閉じられてしまう。
バタン
「…?」
これは…ヤバい!!絶対気付かれた!
沙羅は猛スピードでそこから逃げた。
「…誰か、いた??」
「あ、見られたかもな。ま、いーじゃん♪」
「ん…!!純っ!!」
二人はそのままキスを続けた。