続:お嬢様☆執事
「純、そこ邪魔よ」
純は扉の前にいたまま。
「美帆」
純は宮ちゃんとは呼ばずに名前で呼んだ。
「…どういうこと?」
ぐいっと純は宮根を引き寄せた。
「俺の彼女」
「え?」
純と宮根さん、付き合うことになったの!?
「純、やめてよ!恥ずかしいじゃない」
と宮根は純の手を振り払った。でも顔は嬉しそうだ。
「沙羅さん」
宮根は沙羅の前に立った。
「宮根さん…」
創也が好きだったんだよね…。
「社長と幸せになってくださいね。応援してます」
二コッと宮根は笑った。
「…はい。宮根さんは純と幸せになってくださいね♪」
沙羅も笑い返した。