続:お嬢様☆執事

「社長…」



宮根は創也のほうを向いた。



「沙羅さんとずっと一緒にいてあげてくださいね」



少しさみしさが含む笑顔を見せた。



「あぁ、もちろん。宮根も純とな」



「…よし。じゃあ仕事すっか。新作の打ち合わせあるんだろ?」



「じゃあ、会議室行くか。沙羅も来る?」



「え?」



この時、甘えて会議室に行けばよかったのに…。



「いいよいいよ。仕事の邪魔したら悪いから。休憩室でテレビでも見てる」



「そう?」



「じゃ、打ち合わせ頑張って!」



「頑張ります」



創也は会議室に行った。



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