続:お嬢様☆執事
「あれ。君ひとり?」
「…」
扉から出てきたのはなぜか里斗だった。
「本田さん…?なんで…」
「あ、そういえば沙羅ちゃんだっけ?他の人たちは?」
にこにこと嫌な笑みを浮かべて話を続ける里斗。
「…打ち合わせ中です」
「そう」
里斗は沙羅の隣に座った。
なんだか嫌な予感がするのはなんで?
「沙羅ちゃんって今19だっけ」
「そうですけど」
「創也は25。6歳差か。羨ましい」
里斗はごそごそとポケットの中を捜索する。
「あ、あったあった。ちょっと水をもらうよ」
里斗は2錠の薬を持って冷蔵庫の中にあるミネラルウォーターを取り出した。
なんだか、変。初めて来たって気がしない。この人もトップだったりするのかな?
「あの、トップだったりするんですか?」
「トップ?」
里斗は首をかしげた。