続:お嬢様☆執事
「まぁ、元トップだったけど」
里斗はちょろちょろとコップにミネラルウォーターを注ぐ。
「元?」
「…まぁ、いろいろあるんだよ」
前、創也は軽蔑するような目で本田さんを見てた…。何か問題でも起こしたのかな。
「…くそっ」
里斗は沙羅に聞こえないようにその言葉を吐きだした。
里斗はコップを持ってソファーに座った。そして、なぜか2錠の薬を水の中に入れた。
「…」
沙羅はそのコップをただ見つめていた。
里斗の表情は怒りが見え隠れしている。
水を勢いよく飲みだした、が。