続:お嬢様☆執事

『病院をかえ「無理っ。親父がゆるさないよ。親父も俺が秋山製菓を継ぐことを望んでた。まぁ…復讐ってやつ?」



ハハと里斗は笑った。



「あ、それだけじゃない」



『…?』



「親父さんだけじゃなくて、この子ももらう。そう言う場合は一切、創也と沙羅ちゃんを会わせない」



『あのとき…』



「?」



創也が口を開いた。



『あのとき、頑張れよって満面の笑みで言ったお前はどこにいった?あの顔は作った顔じゃない。本心だった』



「…本心?」



少し、表情が変わった。



『トップに残れって俺は言った。でも、それを拒否したのはお前自身だろ?ふざけんな』



「…」



『親から言われたんだろ?自分はまったく恨んでなんかないのに、親から圧力かけられて…。お前の親のこと、知ってた。俺を恨んでるって。でもそれがまさか本田病院の院長だとはね。お前のお父さん、そんな風には見えないから』



なんだか余裕…。

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