続:お嬢様☆執事

――

「…なんで本田が?」



まず驚いたのは純だった。



「本田さん…」



「…久し、ぶりだな」



里斗の表情は引きつっていた。



「創也、どういうことなんだよ?なんで本田がここにいるんだよ」



「…詳しいことは言えないけど、重大な発表がある」



創也は一つ呼吸をして言った。



「次から、本田里斗にここをまかせる」



「…は?」



里斗は驚いた顔で創也を見た。電話で話していたのは冗談だと思っていたからだ。



「里斗、その前に一緒に行ってもらいたいところがある。行こう」



創也は里斗を引っ張ってどこかに行ってしまった。



「なんだよ…意味わかんねぇ。沙羅ちゃん、どういうことだよ!?」



…言ってもいいのかな。



でも本当の事、話さなきゃいけない気がする…。



沙羅は創也に怒られるのを覚悟して、みんなに伝えることにした。








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