隣の犬耳王子


それから僕と遼は
昔話をしたり
今の生活を報告
し合ったり…

気付けばさっきまで
青かったはずの空が
赤く染まり始めていた。


「あ〜…、やっぱり
10年以上たつと
変わること多いね。」


遼はそう言いながら
立ち上がった。


「…そうかもね。」


僕はそんな遼を
横目で見ながらも
空を見上げていた。


「…そろそろ帰るわ。」


遼はそう言いながら
伸びをした。
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