生徒会長に任命します!〜会長だって恋する乙女?!〜
とりあえずお礼くらいは、ね?
「啓輔。ありがとう」
「ん?あぁ」
「どういたしまして、くらい言えないの?」
「…別に」
「これだから、彼女ができないのよ」
「できねぇんじゃなくて作んねぇんだよ」
「じゃあ、作ってみせなさいよ」
私の言葉に対して「イヤだね」と、手をひらひらさせながら中庭を去っていった。
ホント、素直じゃないんだから。
まぁ、作ろうと思えばできるような顔立ちはしてるけど。
身なりと性格、がねぇ?
「千紗ぁ。タクが縛れたってよ」
「じゃあ、校長室に行きましょう?」
タクによって縛り上げられた(もちろん、幼稚園児〜小学低学年にかけて良くやる電車ごっこらしきもの)六人は、校長室へ連行。