生徒会長に任命します!〜会長だって恋する乙女?!〜
そんな千紗を追いかけ、ベッドに乗り千紗を後ろから抱きしめる。
柔らかい髪と甘いシャンプーの香りに、危うく組み敷いちゃいそう。
「私が卒業してからでいいかしら?たぶん、家業と大学を両立することになると思うけど」
「若いうちに楽しまないとね」
「タツキは……うん。仕方ないわ」
「今年で26かぁ……」
「………っ」
「あ!今笑っただろっ!絶対、おじさんとか思って、はぁー」
コマチさんが千紗の膝の上から逃げるほど体を震わせて笑いを堪える千紗をぎゅっと抱きしめた。
俺だって気にしてるんだし?
笑うのは傷つくんですけどーっ。
後ろから千紗を抱きしめたまま、ゆっくりと横に倒れる。