生徒会長に任命します!〜会長だって恋する乙女?!〜
千紗はくるりと身体を反転させ、向き合う形になった。
「ふふっ。ホント、先生じゃないみたい」
クスクス笑いながら、額を俺の胸板に寄せる千紗の頭を撫でながらふと思ったことが。
「……千紗って最近欲求不満なの?」
「……はあっ?!」
ビックリして体を反らす千紗の腰に腕を回す。
だってさぁ、何だか積極的じゃない?
「ね、寝るわよっ!!明日、買い物行くんだものっ」
「逃がすわけないでしょ?っていうか、誘われたんだから応えなくちゃねぇ?」
逃げようとする千紗を強引に組み敷く。
何だかんだ言ったって、首筋に舌を這わせれば甘い声出しちゃうんだから。
翌朝。
不機嫌な千紗を連れて、車を走らせ隣の県にお出かけ。
軽く変装すれば分かんないって言ったのに、千紗は「嫌よ。そんなのだったら行かない」だって。
仕方なく時間をかけて隣の県へ。