生徒会長に任命します!〜会長だって恋する乙女?!〜
いくらなんでもそれはないよな?
だって、何度も何度も千紗は俺への愛を言葉にしてくれたんだし。
そんなこと………。
「タツキ?ご飯、できたわよ?」
さっきの千紗とは対照的な明るい声。
そんな千紗を、俺は信じるしかないと、このまま愛し続けようと思うしかなかった。
「おっ?今行く」
「タツキ、今日はありがとう。楽しかったわ」
「ささやかな誕生日プレゼントだからねぇ。来年は、婚約指輪がいいかな?」
「そうしてもらうと、嬉しいわ」
軽く触れるだけのキスをして、腰に手を回し廊下を歩いた。