生徒会長に任命します!〜会長だって恋する乙女?!〜


 すーっと再び内ももに手が伸びてきて、そのままスカートに入り下着の上からそれに触れ、

「っ?!いやっ………ああっ」

 私の叫ぶ虚しく、その手は下着の中に入り、なんの躊躇いもなく指を埋めた。

 耳を澄ませば、卑猥な音が聞こえてきそうなくらい佐野は、指使いを激しくする。

 そのたびに、嫌なのに、気持ち悪いのに、息を荒くする自分が許せなくて。

 悔しくて、情けなくて、涙が零れた。

 こんな奴のために声なんて出すものか、と必死に唇を噛み締める。

「………っ」

「そろそろイキたいよね?」

 そう耳元で囁かれた途端。

 中に入っている指が二本に増え、今まで以上に激しく刺激されて。

「……いやぁあああっ」

 私は………果ててしまった。

 がくんと膝の力が抜けた私は、再びその場に座り込み脱力感でいっぱい。

 息を整える暇もなく、頭上からカチャカチャと音が聞こえてくる。

 ………嘘でしょ?


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