生徒会長に任命します!〜会長だって恋する乙女?!〜


 頭を上げるのが恐ろしくて、じっと地面を睨んでいたのに、痛みと共に視界が一変した。

 やはり。と言ってもいいのか。

 私の斜め上には、赤黒くおこりたつアレ。

 見ていられなくて視線を落とせば、上からクスクスと笑い声が聞こえる。

 だって、直視したことだって、くわえたことだって、舐めたことだってしたことないのよ?

「舐めてくれる?」

 随分と私を見下した言い方に、カチンときたけれど、今はそれどころじゃない。

 舐めるなんてそんなこと無理に決まってる。

「無理やり喉の奥まで犯してほしいの?」

 ふるふると首を横に振る私の頬を一度どころか二度も三度も平手打ち。

「……出来ない、から……」

「うるさい。早く舐め――」

「What do you do to her?(彼女に何をしているの?)」


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